古典の時間   

  私は高校生になって初めて古典を読みました。
古文と漢文とそれぞれに教科書があり、姉の説によると漢文は読めればいいとのこと。
それはいいねえ。大体わたしは、小中と学校の勉強で国語ほど、つまらないものはなかった。

 小さいころから本を読むのが好きで、特に小学生時代は、たくさん本を読みましたが、教科書に載っている作品は、どれもつまらない。そして、先生があれこれ質問することに答えるのも、苦手。

 好きな科目は、数学と、理科。ただし、生物は嫌い。
 そんな私ですから、文法で理論的に理解していく古典という勉強は、肌に合ったのです。

 なにしろ、わけのわからない質問に答えなくていい。古典は、答えがはっきりしているからすき。
きっちり勉強したら、あとは感覚。

 文章は心で味わうもの、本を読んで、どう感じたかのなんのって、言葉で表せるものではない。
この作品はどういうことをいいたいかですって?
それを言葉で書くくらいなら、はじめから、その答えを書いておけばいい。
それを読めばこと足りる。
 ばかばかしい。

 そういうくだらないことをしなくてもいい古典はたのしい。

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